笠取山(初・テン泊)

かねてより、同業の先輩に誘われておりました。
テント泊。
少しは興味がありましたが、一式揃えるとなると結構な出費。
「行くなら今だよ、あとは冬装備が必要になっちゃうからね~」
というわけで、体験として決行する運びとなりました。
実はコロナ給付金の10万円でスキーの板を新調しまして、
その残金で可能な一式を購入しました。
経済を回すという名目のもとに。
デビューにはとっても優しい笠取山を選びました。
日帰りでは幾度も行ったことがあるため、不安要素もありません。
コースタイム短く、整備っぷりが秀逸なので雨でも安全に登れる。
それでいて、マイカー以外ではアクセスがとっても難儀なので、混雑もほどほど。
小屋前テン場にバイオトイレが隣接。
東京都水道局管理の山なのでとっても信頼のおける水場あり。
などなど、多々の利点。
混雑必至の作場平駐車場は雨天予報のためガラガラ。
小屋までの登山中は雨が降り、カッパとザックカバーを強いられましたが
到着し、テントを張り終えると、いいタイミングで雨が上がりました。

60Lのザックの重さは水なしで15kgオーバーでしたので
おそらくは20kg弱。
山では初体験の重さです。
これを背負って縦走する人は、超人です。

正午時点、まだ先輩と私の2張りのみ。
時間も早いので、分水嶺、山頂、水干と軽装備で周りに出かけます。



奥秩父方面。
雁峠方面は今度是非行ってみたいです。

男らしい山頂への登り。

いつまでも残る掘削機(だろうか?)。

雲が低い。
また降るかな。

最初の一滴。

トリカブト。

雪ノ下。

ホタルブクロ(?)。

戻ると周囲は鹿だらけ。

今晩の我が家。

群れは何故か雌ばかり。

続々到着するテン泊者。

動物園状態の中、じっくり飲酒。
慣れていてもソーシャルディスタンスはとられているので、
こちから寄っていっても一定以上になると引いていきます。
飲みながら小屋のご主人とお話しさせていただきました。
鹿の駆除はここより下で、鉄砲でなく罠でおこなうのだそう。
今年はその罠に沢山クマがかかったのだそう。
あーコワっ。
山の夜は早く、かなり飲んだこともあり、18時過ぎには就寝。
が、普段より細切れスリーパーな私は目が覚めると何と21時。
トイレに行き、再び就寝。
丑三つ時、冷えてきてトイレに行きたい。
でも真っ暗で怖い。
お化けとかでなく、リアルな熊が。
行きました。
慣れました。
朝まで3回、通いました。

翌日はすっかりスッキリの晴天で、お決まりの富士山も拝めました。
今日の山頂は気持ちイイでしょうね。

でも下山です。

爽やかですね。
予報もいいので今日のテン場はかなり混雑することでしょう。

キレイで旨そうだけど、キノコは絶対試せない。

こんな整備満点のとこですが、
実はカッパのフードで狭い視界と曇ったメガネでの昨日、
ルートロストして難儀しました。

お疲れ様でした。

定番の”はまやらわ”にてわらび餅を土産に無事帰宅しました。
平常時より細切れスリーパーな私にとっては
寝静まった夜中に、暗闇の中隙間をぬってトイレに行くことを考慮すると
山小屋よりテント泊の方が良い印象を受けました。
が、あの重荷を背負って、私が行けるところは限られますし、
虫の多い夏や凍える冬は避けようと思うと、
この時期の低山をピンポイントで狙うしかありません。
装備一式は災害用として備蓄するため、
しっかり洗って、ばっちり乾かし、物置に保管の途となりました。
PS
シュラフとマットは車中泊で使えるかな。
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