闇の高尾~花盛りの陣馬・ナイトハイク

せっかくのゴールデンウイークですが、
まだまだ高い山は雪がたっぷり。
年ですし、安全第一ですから
選択肢は自ずと 高尾、奥多摩、丹沢 の3つ。
そして上記3山域はどこも花盛りなはず。
で、せっかくの連休なので
高尾のロングめのナイトハイクをしてきました。

22:30 の高尾山口駅。
もちろん誰もいません。
しばらくすると、温泉の従業員らしき方々が帰って行く姿がありました。

慣れたコースではありますが、闇夜を歩く時間は最長になりますので
ヘッデンとランタン常点で出陣です。
もちろん、売るほどある乾電池は十分に携帯しました。

今晩は2人だけでの山行です。

何故かベンチにうずくまる人影が。
気配を消して通り抜けます。

一号路なら中腹までは明かりが確保できるだろうと思いましたが
参拝路なので夜間は出入り禁止になってました。
稲荷山コースでレッツゴー。

稲荷山展望台からの都心方面夜景。
技術なきためボケボケですが、実際はもっとキレイでした。

陽気も程よく、汗もかかずに山頂到着。

ありがたいことに、ビジターセンターのトイレは使用可能でした。
自販機も販売中でした。
ゆっくり休んで出発します。
0:30 これから4時間以上は明かりの全くない闇夜の探検です。

もみじ台。
暗くてわかりませんでしたが、辺りを照らして良く見ると
そこらじゅう花が咲き乱れてました。

一丁平へ向かう木段の途中、
何やら行く先で”バリバリ”という物音が・・・

恐る恐る照らしながら近づいて、慎重に覗くと穴熊でした。
何かを貪るのに集中しており、こちらには無関心でしたので
ストックを叩くとこっちを向いてくれました。
野生の穴熊をこれほどじっくり見れたのは初めてでした。

一丁平の展望台。
真っ暗。

そして城山。

街の夜景がとてもきれいです。
ここで初めて二人組のランナーに出くわします。

小仏峠。

登って景信山。

水分補給&軽食。

明王峠。
もちろん真っ暗。

陣馬だ。

ご来光を待つが、雲が低く残念。

ですが、夜明けというのはホントに気持ちが良いです。

我々独占化かとおもいきや、数人の男性がビールを抱えて登場。
しかも瓶ビールとタンブラー。
どこかでお目にかかったような・・・
清水茶屋常連の皆さんでした。
茶屋の客は入れない階下の秘密基地で
泊まって飲んでいたのだそう。
”飲んでくか?”
まだ歩きますんで、お気持ちだけ頂戴しました。

昨年もここで鯉のぼり、みましたね。

”暖をとってけ”と仰られたので基地に少々お邪魔すると
営業小屋より遥かに快適そうな空間。
週末気が向いた時には登って来て宴、
羨ましい限りです。

上手く撮れませんでしたが
一応紅富士でした。

ただの鳩ですが、何か?
あふれんばかりの鳥が鳴いてますが、私が撮れるのはこれがせいぜい。

御礼を申し上げ、下山は一の尾根で
藤野駅まで歩くこととします。
ここからの下山路は、新緑と色とりどりの花々で
ちょー爽快な山歩きが楽しめました。


























花心ないんで、名前や希少性など全く無知な私ですが、
これだけカラフルに咲き乱れているのはホント得した気分でした。
名残り惜しくはありますが
登山道を脱出。
幾度も歩いている陣馬ですが
すっかり見直しました。
いい山だったんですねぇ。

7:30。
始発のバスにもまだまだなので駅まで歩きました。
脇の川にはイワナかな?目視でわかる魚が沢山。
そして時期は過ぎていましたが、カタクリの群生地もあり、
今まで気づかなかった意外な発見。
途中、藤野から陣馬登山に向かう多々の人とすれ違いました。
駅を目指し、逆走していたのは我々だけでした。

双方向通行ですれ違いができず、
しかもバスまでも通る危険なトンネルを抜けると藤野駅。

飲み屋も風呂も11時から。
仕方ないのでゆっくり着替えをし、
ホームのベンチで最高に旨い一杯をやりました。


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◇本日のデータ(2017/5/3)
所要時間(休憩とおにぎりタイム含む):約9時間29分
登山口:京王高尾山口駅
面子:2名
天気:晴れ
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