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鷹ノ巣山~六ツ石山(ソロ)

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貴重な晴れの休日。

本当は丹沢に行きたい。
でも夏日予報。
つまりはまだ襲ってくるかもしれないヒル。

疲れもあるのでソロで渋滞の運転は避けたい。

結局近くてとっても遠い奥多摩の未だ登っていない
鷹ノ巣山に行ってきました。

幾度も行こうと思いましたがコースタイムで8時間弱。
電車とバスを乗り継がねばならないので
一番早くても歩き出しは8時。
つまりは下山が夕方になってしまいます。
どんなに遅くても15時には下山するという
基本スタンスの私にはちょっと厳しい行程です。

あと1時間早く歩き出せれば
問題なかったのに・・・

4時半には家を出、神田を経由し立川までの電車は
朝まで飲んだ若者たちの酒臭漂う酔いどれ車両。
立川で乗り換えると客層は一転、
ハイカーだらけで満員の車両。
山に行かない方にはわかりませんが
勤勉な人たちがわんさかなのには毎度驚嘆します。


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奥多摩駅で扉が開くと皆さんダッシュ。
ホントなんですよ。


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私の乗車する一番乗場は既に長ーい列。
ありがたや、かろううじて座ることができました。


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山ガールを含むほとんどの皆さん、途中で降りて川乗山に向かうようでした。
鷹ノ巣に向かうであろう終点の東日原で下車したのはほんの数名。
しかもおっさんのソロハイカーばかりでした。


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軽く挨拶を交わし、いつものコンビニ飯を摂り、
出発したのは私が最後でした。


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登山口まではほんの少しです。


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稲村岩が見えます。
急さに驚かされますが裏から巻いていけば問題なし、と予習済です。


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登山口からは登るのではなくまず下ります。


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晴天なり。


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道標しっかり。


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橋の下に見える川は連日の雨のせいでしょう、
かなりの流れでした。


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本日目指す石尾根ってことですね。


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見上げる登山道はかなりの急登です。


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しばらくは沢沿いの道を進みます。


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滝が連なり、素晴らしい峡谷美です。


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快適な登山道でした。


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気付くといつの間にか名物の急登が始まってました。
今回自分に課したテーマは心拍を上げずにいかに登るかです。


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ゆっくり歩みを止めずに
いつもの”はぁはぁ”なきように登ります。


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この分岐、
画像には残っていたのですが迷わず石尾根方面に向かってました。
稲村岩はここを左だったんですね。
でも下山時の焦りを振り返ると行かなくて正解でした。


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奥多摩三大急登と言われるだけあって
とにかくずーっと急傾斜が続きます。


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ヒルメシクイノタワ なる場所まではのろのろでも止まらないよう努めます。
変なタイミングで休んで急傾斜から歩き出すほど辛いことはありません。


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今日もそこらじゅうキノコ祭りでした。


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ヌカザス尾根のツネ泣きのほうが部分的な傾斜はきつかったですが
これほど長く続くとは恐るべしです。


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同じ急でも合戦尾根やバカ尾根のような華やかさはありません。
辛いです。


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さすがに凄い勢いで標高が稼げます。
余計な腹の肉が強燃焼している気がします。


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そろそろ腹も減ってきて辺りのキノコがやけに旨そうに見えます。


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着きました、ヒルメシクイノタワ。
期待していたような休憩場所ではありませんでしたので
体が麻痺しているうちに歩みを進めます。


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あと30分で山頂です。


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ここからは問題なく歩けました。


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登坂中は数人の登山者だけでしたが
明らかに賑やかな声が聞こえてきます。


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着きました。


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鷹ノ巣山山頂です。


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素晴らしい眺望です。


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山頂にいた方によると、
東京都の山頂標は皆こんな感じにリニューアルされたそうです。
まるで墓石のようで耐久性はバツグンな感じです。


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富士山を正面に至福のおにぎりタイムです。
でも、正直、おにぎり飽きました。

多くの皆さんは奥多摩湖の水根から上がってこられたのだそう。
そしてそちらへ下山するのだそう。
そちらに変更すべきか、ちょっと迷いました。


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奥多摩駅まで
ヤマレコで、下り累計が3000m(ほんまかいな?)、
昭文社地図上のコースタイム4:40 となっており不安要素満載ですが
同行者はいないので、早いも遅いもわがままペースで行けるので
予定通り石尾根歩きをすることとします。


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尾根歩きに出発します。


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快適この上ない登山道です。


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こういう所を歩いていると、
もうあの地獄のような尾根歩きは喉元を過ぎてしまいました。


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ホント、私は単純な人間です。


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二度と来ない、という思いはすっかり遠い過去のものとなり、
こんどはいつ来よう、とポジティブな思いに駆られます。


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ここから分岐すれば奥多摩湖へ下れます。


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いい感じの散歩道です。


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前々にランナーの方が一人、
前に登山者が一人おります。


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何のことない青空が素敵です。


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急いでいて気付かなかったなぁ。


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折角なので六ツ石にも立ち寄ります。


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こちらも同じく立派な山頂標でした。
一組と一人が休んでおられました。


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六ツ石分岐に戻り、ここからは一気にペースを上げて下ります。
山中で暗くなるのだけは避けたいです。


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何やらキレイな花が咲いてました。
六ツ石に立ち寄っている間に先行する二人は消え去りました。

誰もいない山中は怖いです。
磐梯山の際に初めて野生のクマを見てからかなりヘタレな私です。
話し相手もいないので歌でもと口ずさむとなぜか”森の熊さん”。
なんでやねん!


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作業用のモノレールと交差。
人工物を見てホッと一息。


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自分なりには途中で走ったりして
かなりのペースでの下山です。


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途中猿の親子が前を横切ってびびりました。


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モノレール終端に出ました。
登山道は左と矢印あります。


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そちらへ進むとなな何とロード。
相当長く続きそうなイヤな予感です。


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でも明るいうちに山中から出た安心感からか
”もし、親切なクルマが通って駅まで送ってくれたら”
なーんて想像して
”やはりお礼に僅かな現金は失礼だろうか”
”名刺でもいただいて、後日浅草土産でも贈ったほうがよいか”
など思いを馳せつつ歩いておりましたが
横を何のためらいもなく通り過ぎる軽が一台のみ、
余計なとり越し苦労でした。


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そしてやがて急坂を踏ん張るのも疲れるので
傾斜に任せて走ったりしていると大コケしました。
へんな捻り方をして、左足がかなりヤバい感じです。


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集落に出てからも泥道で一発コケました。
山中は慎重に歩いていたのですがロードに出てから二発目です。


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それでも歩みを進めていると駅に着きました。

「家に着いてただいま、というまでが遠足です」
小学校の先生がよく言ってました。
毎度いいますが、奥多摩はとっても遠いです。


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早く帰ってビール飲もう!
帰りのJRはぐっすりでした。


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◇本日のデータ(2016/9/25)
所要時間(休憩とおにぎりタイム含む):約7時間2分
登山口:東日原バス停
面子:1名
天気:晴れ
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